こんにちは。本記事では塊根植物やアガベ、サボテンを室内で育成する方法について解説させていただきます。
塊根植物やアガベは本来、アフリカやマダガスカル、メキシコなどに自生しているため、成長するには高い気温や強い光が必要となります。そのため、できるなら外に置いて日光に当てるという管理が望ましいとは思います。
しかし、住んでいる場所の気温が低い、日当たりが悪い、部屋の中で植物を鑑賞したいなど様々な理由から室内で管理したいという方も多くいらっしゃると思います。
そのため、本記事では、塊根植物やアガベを室内で育てるために必要な設備について解説していきたいと思います。ではよろしくお願いいたします。
育成ライト
まず、塊根植物、アガベ、サボテンを室内で育てる際に必須となるのは、育成ライトです。
上でも書きましたが、これらの植物は強い日光を必要とする植物ですので、育成ライトなしで室内で育ててしまうと徒長してひょろっとした形になってしまうので必ず育成ライトは準備しましょう。
なお、育成ライトには大きく分けて2種類あり、それぞれメリットデメリットがあるため、室内管理する植物の大きさや数に応じて選んでみてください。
ソケット型
1つ目に紹介するのはソケット型です。

このような形で既にあるソケットに育成ライトの電球をつけて使うものです。
また、ソケットがなくてもソケットがついているスタンドなどを用意すれば使うことができます。
メリット
ソケット型のメリットとしては、まず、後で紹介するパネル型のライトよりも比較的安価で購入することができます。
また、既にソケットやスタンドがあれば、電球を購入するだけで使用できるため、この場合にはさらに安く用意することができます。
そして、もう1つの大きなメリットとしては、場所を選ばずに使用できるという点です。
スタンドはもちろん、上からつるしたり、斜めから設置できたりもするため、株にあった距離にライトを設置しやすく、見栄えにもこだわれます。

我が家ではこんな感じでちょっとおしゃれな感じの棚みたいなところに置いています。
デメリット
ソケット型のデメリットとしては、複数の植物を室内で管理したいと考えた時には、パネル型のライトと比較して照射できる範囲が狭くなり、複数個用意する必要が出てくるため、コスパが悪くなります。
また、複数のソケット型のライトを設置しようとすると、配線が面倒になったり、逆に設置できる位置が制限されたりもします。
パネル型
2つ目に紹介するのはパネル型です。

パネル型のライトはこのような形で上から吊り下げるようにして使います。
メリット
パネル型の大きなメリットは、複数の株を室内管理したいときにはコスパが非常に良くなります。
また、ボタン1つでスイッチをオンオフできるため、管理も楽です。

上で紹介した写真の他にもオレンジ色のライトのものもあり、部屋の雰囲気に合わせて選ぶとよいと思います。
デメリット
パネル型のデメリットは、ソケット型のライトに比べると見栄えは多少悪くなります。もちろん冬場の育成のために使うとかであれば全く問題ありませんが、室内で観賞するために使いたいとなるとソケット型の方が向いているかもしれません。
また、パネルの大きさにもよりますが、ある程度のスペースを確保しないとパネルが設置できないこともあるため、購入前には事前に確認しておきましょう。
サーキュレーター
次に紹介するのは、サーキュレーターです。
特に塊根植物は湿気がたまるような環境で管理すると、すぐに根腐れを起こして株が腐ってしまいます。
また、アガベについても、風通しが悪いと根腐れを起こす危険もあるし、ある程度風にあててストレスを与えないと、株の形が悪くなってしまいます。
そのため、室内のように空気が動かない環境ではサーキュレーター等で風を送ることが根腐れ防止や株の形を良くするために必要となってきます。

我が家では棚の形に応じて首振り機能があるものやそうでないものを使い分けていますが、風がすべての株に送られるものであればどんなものでも問題ないのでとりあえず用意しましょう。
ヒーター
3つ目に紹介するのはヒーターです。
なお、塊根植物、アガベを室内で管理する際に必須となるのは上で紹介した育成ライトとサーキュレーターですので、以下で紹介するものは必須とはいえないため、以下で説明するヒーターの役割や必要となる理由を読んでいただいて、ご自身の育成環境に必要か否か、必要ならどのような種類のヒーターが必要かを判断してください。
パネルヒーター
ヒーターの役割といえば当然株やその周りの空気の温度を上げるためですが、ご自宅の環境や温めたい株の数、大きさに応じてヒーターを選ぶ必要があります。

我が家で使っているのは、このパネルヒーターです。このパネルヒーターはおそらく塊根植物、アガベを育てている人の中で1番使われているものだと思います。
パネルヒーターのメリットとしては、1台で広範囲を温められること、コスパが良いことが挙げられます。
ただデメリットとしては、暖かい空気が逃げないように簡単なハウスを用意する必要があることが挙げられます。
そのため、冬に大量の植物を室内で管理する人におすすめです。
シートヒーター
冬に室内で管理する株数が少ない方でしたら、シートヒーターで十分です。
こちらの方がパネルヒーターに比べて場所も取らないし安いです。
また、シートヒーターであれば発根管理にも使いやすく、冬以外にも活躍します。
ただ、私自身はパネルヒーターがあるのでシートヒーターは使ってないため、心配であれば他の方が発信されている情報も参考にしてみてください。
まとめ
塊根植物、アガベを室内で育成するうえで必須となるのは育成ライトとサーキュレーターで、ご自宅の環境に合わせてヒーターの購入も検討してみてください。
室内で植物を鑑賞したい、冬場に室内で管理したいなど、様々なニーズがあると思いますが、この記事が皆さんの良い植物ライフの手助けになれば幸いです。
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