こんにちは、本記事では柱サボテンの増やし方を解説します。
柱サボテンは観賞用、接ぎ木用など様々な目的で栽培されていますが、基本的にはどの種類の柱サボテンでも増やし方は同じです。
柱サボテンの挿し木、胴切りの難易度はそれほど高くないので、初めての方でも挑戦しやすいと思います。
ではよろしくお願いします。
準備
後で詳しく解説しますが、子株を外してから根っこが出るまでは、その株は水を吸うことができません。
以下の作業を行う前々日くらいには、しっかり水やりを行っておくようにしましょう。
なお、株のとげが強いサボテンを扱う際には、軍手も忘れずに準備しておきましょう。
また、冬には根っこが出る確率が下がるので、冬以外のタイミングで作業しましょう。
胴切り
次に行うことは、胴切りです。
胴切りとは、柱サボテンの胴体をズバッと切ることです。
今回は右側の竜神木という柱サボテンを増やすことにしました。
上に伸びすぎてグラグラするようになったので胴切りをして挿し木していきます。
切りたい場所で切ってしまって大丈夫ですが、カッターはライターで炙るなどして消毒しておきましょう。
こんな感じになりました(分かりやすいように別の株の写真を使っています)。
なお、あまりにも上の方で切ることはおすすめしません。
あまりにも短くなると、体の中に蓄えられる水分量が少ないため、根っこが出るまでに枯れてしまうおそれがあります。
基本的に柱サボテンであればある程度短くてもうまくいくとは思いますが、２～３cmとかで切ることは避けましょう。
ただ、このくらい短く切ってもしっかり根っこは出るので、それほど心配しなくても大丈夫です。
ついでに
柱サボテンは胴切りして残った方からも、横から脇芽のように出てきます。
これを使ってさらに接ぎ木もできますので、こっちも大事に育ててみてください。
乾かす
胴切りした後は、日陰に置いて株の切り口を乾かしていきます。
この作業を行わずに植えてしまうと、最悪の場合切り口から腐ってしまう場合もありますので、1週間程度は干したままにしておきましょう。
これは今回胴切りした竜神木とは別の竜神木ですが、この株を見ていただくと水分が抜けていることがわかると思います。
１週間干すと、このように多少水分が抜けたような印象を受けますが心配しなくても大丈夫です。
根っこが出てきて、水をしっかり吸えば張りのある姿に戻ってくれます。
植える
１週間干した後は、土に植えこみましょう。
土は基本的にどんなものでも大丈夫です。市販のサボテン用の土でもいいですし、自分で配合されている人は好きな配合の土を使ってください。
水やりに関しては、かなり多めで大丈夫です。
発根を促すために、土が湿っている状態をキープしたいので、３日～１週間に１回くらいのペースで水をあげましょう。
夏であれば毎日水やりをしても大丈夫です。
完成
うまくいけば２週間程度でも根っこが出てきます。
なお、長いものだと２か月近くかかることもありますので、気長に待ちましょう。
株が張ってくるなどして、根っこが出ていそうであればそのまま育ててもよいし、心配性な方は株を引っこ抜いて根っこを確認してもよいと思います。
長々と書かせていただきましたが、柱サボテンはだいたい根っこが出るのでぜひ挑戦してみてください。
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